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映画『女生徒・1936』予告篇 第一弾 6月15(土)より横浜シネマジャック&ベティと立川シネマシティにて同時上映が決定!
映画『女生徒・1936』斜陽篇「Schoolgirl in 1936」英語字幕subtitled in English

原作:太宰治(角川文庫刊)(『太宰治全集』筑摩書房刊)
製作:福寿祁久雄 プロデューサー:櫻井陽一 脚本・監督: 福間雄三
撮影:根岸憲一 照明:THOMAS TKAMURA 美術:畠山和久 録音:田邊茂男 
音楽:原將人、高野浩一 編集:福間雄三 整音・音響編集:田邊茂男 衣裳:佐藤真澄 メイク:貴島貴也 
出演:柴田美帆、川原崎未奈、真砂豪
岡本裕輝、コンタキンテ、金子ゆい、本間健太郎、松下京子、真砂皓太
企画:幻野映画プロジェクト 製作:幻野映画事務所 HD/カラー/劇映画/上映時間106分/2013/GEN-YA FILMS

80年も前に放たれて太宰の言葉の矢が、現代の女生徒たちの胸を射る。
君は息切れしていないか?
君は飛びつづけていられるか?
そして好きな人に正直に好きだときっぱりと云えるか?
しかも何より生きている確信がコトンと自分の中で落ちる音を聞いたことがあるか?
福間雄三監督の『女生徒・1936』は、そんな魂の息吹の落ちるコトンという音を正確に再現した。
(田中じゅうこう・映画監督)COMMENT

監督からのメーセージ

11-09-09-007.JPG撮影最終日/小山町/記念撮影(川原崎未奈と柴田美帆)約三年間の製作期間中に、2011.3.11の東日本大震災と原発事故が起きたこともあって、「なぜ、いま、太宰治なのか」と自問しつづけて来ました。それは、戦争から敗戦へという、同時代を背景に書かれた文学作品を読み解くことが、「第二の敗戦」と呼ばれる3.11以降を考えるヒントになるのではないか(太宰は特別に戦争そのものを書くことはしていない)、そして、この映画を通じて感じてほしいことですが、ひとりであること(孤独であること)、時代を生きること、自由であることの意味が問われています。それが人間の未来につながるといえるのではないか、と。監督ノート


太宰は一人称の短編は音読、よみながらセリフのように書いたそうですね。
作品自体が、文学のなかの肉体性を捉えなおす(ための)テキストになっていると思いました!
(若木康輔・ライター)COMMENT